車が冠水したらどうする?エンジンをかけずに確認すること
車が冠水・水没したら、見た目で問題がなさそうでも、自分でエンジンをかけないでください。国土交通省は、水に浸かった車両は外観上問題がなさそうな状態でも、感電事故や電気系統のショートによる車両火災が発生するおそれがあると注意喚起しています。このページでは、「エンジンをかけない」の次に何を確認するかを順番に解説します。
公開日:2026/09/23最終更新日:2026/09/23
冠水した車のエンジンをかけないでください
浸水・冠水した車は、感電や電気系統のショートによる車両火災のおそれがあります。自分でエンジンをかけず、販売店または整備工場に相談してください。ハイブリッド車・電気自動車は高電圧バッテリーを搭載しているため、むやみに触らないでください。
車が冠水したらエンジンをかけない
キーを回す・スタートボタンを押す前に止まってください。感電や車両火災のおそれがあります。
- 国土交通省は「自分でエンジンをかけない」「使用したい場合は販売店・整備工場に相談する」よう案内しています
- ハイブリッド車(HV)・電気自動車(EV)は高電圧のバッテリーを搭載しているため、むやみに触らないでください
- JAFも、水が引いた後でもエンジンをかけると破損や感電の危険があるとして「絶対にやめて」と案内しています。海水に浸かった場合は、時間がたってから電気系統の腐食で発火することもあるとされています
国土交通省は発火防止のため、使用するまでの間バッテリーのマイナス側ターミナルを外すことを案内していますが、HV・EVや作業に不安がある場合は無理をせず、ロードサービス・販売店に相談してください。
公的機関国土交通省
浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ ↗冠水車両はエンジンをかけず、販売店・整備工場に相談する。HV・EVは高電圧バッテリーのためむやみに触らない。
最終確認日:2026/10/06
公的機関JAF(日本自動車連盟)
自動車が冠水路や高潮で浸水してしまったら? ↗浸水した車はエンジンをかけず、ロードサービスや販売店に連絡する。海水に浸かった場合は時間差で発火するおそれの注意喚起も。
最終確認日:2026/10/06
まず安全を確保する
車より人の安全が先です。冠水した道路や水が残る場所へ車を取りに戻らないでください。
- 走行中に浸水してきた場合は、無理に走り続けず車を止めてエンジンを停止し、安全な場所へ避難します(JAF)
- 水が引く前に車内の荷物を取りに行くのは危険です
- 夜間や増水中の確認は避け、明るく安全な状態になってから行ってください
水が引いた後に確認すること
エンジンをかけずに、外から分かる範囲で状態を確認します。「ここまでなら大丈夫」と自己判断しないでください。
- 車の周囲 — 泥・漂流物・地面の状態
- 車体の外側 — 水位の跡、泥の付着ライン
- 車内 — 床・シート・トランクの濡れや泥
- においや水滴 — 電装品・配線まわりの浸水のサイン
どこまで水に浸かったかは修理可否や保険の確認で重要な情報ですが、走行できるかどうかの判断は、販売店・整備工場などの専門家に任せてください。
被害写真を撮る
移動・修理・廃車の前に、車全体と水位の跡を写真で残します。
- 車全体(前後左右)
- 車内(床・シート・ダッシュボード)
- 水位の跡・泥の付着
- 可能であれば、周囲の冠水状況
撮り方の詳細は水害・浸水後の被害写真は何を撮る?で解説しています。
公的機関政府広報オンライン
住まいが被害を受けたとき 最初にすること ↗片付け前の被害写真の撮り方(外観4方向・浸水の深さ・部屋ごとの全景と寄り・設備等)、罹災証明書、作業時の服装、修理詐欺への注意など。
最終確認日:2026/10/06
保険会社へ確認する
車両保険の対象になるかは契約内容によって異なります。加入している保険会社・代理店へ早めに連絡してください。
台風・洪水などによる車の水没・冠水被害は、契約している車両保険の内容によって補償の対象になる場合があります。「必ず補償される」わけではないため、保険証券を確認し、被害写真を用意したうえで保険会社の案内に従ってください。
公的機関日本損害保険協会
風水雪災等による損害を補償する損害保険 ↗すまいの保険(火災保険)は風災・水災(洪水や床上浸水など)等を補償する商品があること、補償範囲・支払条件は商品・契約によって異なること、地震・噴火・津波は地震保険の対象であることの案内。
最終確認日:2026/10/06
修理か処分かを確認する
冠水した車がすべて廃車になるわけではありません。修理できるかどうかは専門家の点検で判断します。
浸水の程度や車種によって対応は変わります。販売店・整備工場・ディーラーに状態を確認してもらい、修理費用の見積もりと保険の扱いを確認したうえで、修理するか手放すかを検討してください。
レッカー・移動を手配する
自走させず、ロードサービスやレッカーで移動します。
JAFは、浸水した車両はその場に置いたまま、ロードサービスや販売店に連絡するよう案内しています。保険会社のロードサービスが使える契約もあるため、保険会社への連絡時にあわせて確認するとスムーズです。
公的機関JAF(日本自動車連盟)
自動車が冠水路や高潮で浸水してしまったら? ↗浸水した車はエンジンをかけず、ロードサービスや販売店に連絡する。海水に浸かった場合は時間差で発火するおそれの注意喚起も。
最終確認日:2026/10/06
廃車・買取を検討する場合
手放す場合も、点検結果・保険の扱い・見積もりを確認してから判断してください。
修理費用が高額になる場合などに、廃車や買取を選ぶことがあります。買取の可否や条件は車の状態によって異なるため、複数の選択肢を比較して検討してください。
PR冠水車の処分・買取を検討する場合
一時的な移動手段を確保する
車が使えない間は、公共交通機関のほか、必要な期間だけレンタカーを利用する方法もあります。
PR車が使えない間の移動手段
水害後にほかに確認すること
- 家の片付けの順番を知りたい → 水害後の片付けは何から始める?
- 被害写真の撮り方を確認したい → 水害・浸水後の被害写真は何を撮る?
- 罹災証明書の申請を進めたい → 罹災証明書とは?申請前にやることを順番に解説
- お住まいの地域の窓口を探す → 地域の最新情報
参照した一次情報
公的機関国土交通省
浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ ↗冠水車両はエンジンをかけず、販売店・整備工場に相談する。HV・EVは高電圧バッテリーのためむやみに触らない。
最終確認日:2026/10/06
公的機関JAF(日本自動車連盟)
自動車が冠水路や高潮で浸水してしまったら? ↗浸水した車はエンジンをかけず、ロードサービスや販売店に連絡する。海水に浸かった場合は時間差で発火するおそれの注意喚起も。
最終確認日:2026/10/06
公的機関日本損害保険協会
風水雪災等による損害を補償する損害保険 ↗すまいの保険(火災保険)は風災・水災(洪水や床上浸水など)等を補償する商品があること、補償範囲・支払条件は商品・契約によって異なること、地震・噴火・津波は地震保険の対象であることの案内。
最終確認日:2026/10/06
公的機関政府広報オンライン
住まいが被害を受けたとき 最初にすること ↗片付け前の被害写真の撮り方(外観4方向・浸水の深さ・部屋ごとの全景と寄り・設備等)、罹災証明書、作業時の服装、修理詐欺への注意など。
最終確認日:2026/10/06
情報確認:2026/10/06
編集:暮らし復旧ナビ編集部
本記事は、国・自治体・公的機関等が公開する一次情報を確認して作成しています。